• 10月 20, 2024

子育てをしていると、子どもにやめて欲しい行動ってありますよね。

奈良県大和郡山市に小児科開業予定「まつい赤ちゃんキッズクリニック」院長の松井潤です。

今回は発達症も絡めた子育ての話題についてです。子育てをしていて、子どもにやめて欲しい行動などはないですか。この対応方法について考えます。

子育てをしているとこの行動はやめて欲しいなと思うことは多々ありますよね。小さい頃は指しゃぶりだったり、大きくなればゲームばかりするなど色々だと思います。

ここで子どもに「やめなさい」と声かけするだけではあまりうまくいきません。子どもの気持ちになって考えると、やめてできた「空白時間」に何をしたら良いか分からなくなるからです。子どもにしたら、行動をやめたのは良いけど、じゃあこの時間はどうしたら良いんだよ!みたいな感じです。

我々も子どもの時に、やることがない時は親に何をして遊んだら良い?という質問をした方もいらっしゃるかと思います。それと同じで、することがなくなることは子どもにとってストレスに感じることもあります。

ここは発想の転換で、行動をやめるのではなく、望ましい行動を増やすことが大切です。1日は24時間しかないので、望ましい行動が増えれば、必然的にその他の行動は減るしかありません。

例えば、指しゃぶりを止めさせたいのであれば、触り心地の良いタオルを握らせるようにする。ゲームの時間を減らしたいのであれば、親や友達とトランプで遊ぶといったことです。理想論のように感じるかもしれませんが、いざ実行してみると行動を止めるよりは簡単ですし手段も色々あります。また何よりこちらの気持ちも変わるのでお勧めです。やめろ、やめろと言うよりは意外と気分が良いものです。

もちろんお薬を使うこともありますが、この他にも色々行動を変える手段はあります。その子にとっての専門家はご家族ですが、我々は色々な手段を知っています。その子どもやご家庭に応じた方法を一緒に模索したいと思います。

ただベースにあるのは、その子自身の良いところや得意なところを見てあげることです。子どもにとって「親から認めてもらえる」のはとても嬉しいことです。我々は子どもやご家族にとって、楽しい瞬間が増えてくれるのが喜びで、診療のモチベーションになります。お困りのことがあればお気軽にご相談ください。

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