• 1月 20, 2025

夜尿(おねしょ)について。小学生で夜尿があればご相談ください。

奈良県大和郡山市に小児科開業予定「まつい赤ちゃんキッズクリニック」院長の松井潤です。

今回は夜尿症について説明したいと思います。

①小学生になって夜尿がある場合は一度ご相談ください。

②治療は生活指導、アラーム療法、内服治療などがあります。

夜尿症(おねしょ)は5歳で15~20%、7歳でも10%程度の有病率があるとされています。その中でも年間15%ずつは自然軽快するとされていますが、治療を行えば治癒率を高め、治療期間を短縮することが出来るとされています。

夜尿症は勝手に治ることもあるので放っておいて・・・と考える親御さんの方針も分かります。しかし中には夜尿症の原因となる他の疾患が隠れている場合もあります。また原因がない夜尿にしても、小学生で夜尿症があるお子さんは自尊心が低いとのデータがあるので、話だけでも良いので一度ご相談頂けると助かります。自尊心が低いお子さんは「どうせ自分は出来ないし・・・」と言ってしまうこともありますので、夜尿症よりむしろ問題かもしれませんよね。

当院にご相談頂いた時は、相談時の年齢などによって多少治療の順番を変えたりしています。宿泊行事が直近にあったりして、急ぐお子さんは内服治療から考える時もあります。しかしお薬は中止時期が難しかったり(内服を止めたらまた夜尿が出現する時もあります)、内服上の注意事項もありますので、少し余裕のあるお子さんはアラーム療法など違った治療法をご提案する場合もあります。

それぞれの治療法にはある程度ですが治癒率といったデータも存在します。当院では夜尿症はもちろんですが、お子さんやご家族の困りごとについて考え治療したいと思います。

まつい赤ちゃんキッズクリニック 準備中