• 9月 14, 2024

子どもの時は勉強に終わりがあると思っていました。

奈良県大和郡山市に小児科開業予定「まつい赤ちゃんキッズクリニック」院長の松井潤です。

今回は第33回日本外来小児科学会に出席してきました。COVID-19の緊急事態宣言の間はインターネット配信の学会が多かったのですが、最近の学会は今まで通り現地まで行って、勉強してくるスタイルに戻ってきました。

場所は飛騨高山で、あまり暑くもなくキレイな街並みで気分も爽やかになりました。たまには気分転換も大切で、外に出て勉強するのも刺激になって良いですね。飛騨高山までは遠かった(名古屋から更に2時間30分かかります)ので、インドアな私にとっては結構な気合いのいる旅になりました。学会の内容は幅広く、予防接種のことや子どもにとって痛みが少ない注射の方法、発達症のことなど勉強がすることが出来ました。また診療を通して地域の皆様に還元したいと思っています。

子どもの時は新しく勉強することが多くて、早く大人になって勉強が終わりになりたいなと感じていました。勉強のゴールがあれば良いなと思っていました。九九や割り算が終わったら、小数や分数が出てきて。それが終わったと思ったら、割合で消費税の計算をしてみたいに次々と新しいことを学んでいたと思います。子どもの時は当たり前のように机に座って授業を受けていましたが、今にして思えばこれってすごく大変なことですね。毎日毎日新しいことを吸収する子どもの力はすごいなと感心しています。

いざ自分が大人になると、実は知らないことも多くて想像していた勉強の終わりは来ませんでした。きっとゴールはないのだと思います。でもこうして学会に出席して、自ら新しいことを知ると嬉しくなるなんて不思議なものです。もちろん学会は勉強だけでなく、色々な方にお会いして刺激を得て、教えてもらうことで明日からの活力になっているのも大きいかと思います。

大人になっても結局は積極的に学んでいくことが必要です。少なくとも現時点での医学に責任が持てるよう学び、安心してもらえる小児科医でありたいと思っています。色々な方から活力ももらったので、また明日からもよろしくお願いします。

まつい赤ちゃんキッズクリニック 準備中